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千葉市の斎場をじっくりいじってmaniaに変身!

千葉市斎場の建物から「葬儀のイメージ」をしてみて

建物から葬儀のイメージ


「千葉市斎場の建物をじっくり見たことがありますか?」公営の斎場にしてはとてもこったデザインの建物だと思います。今回、千葉市斎場の建物に注目し、「葬儀のイメージ」の役に立てればと思います。

斎場の歴史(建物)を簡単に説明します


昭和14年、市営施設として桜木霊園火葬場が誕生しました。この頃に建てられた火葬場は江戸時代から続く名残として寺院と密接な関係があり、「寺院風のデザイン」でした。老朽化にともない、平成17年・6月に千葉市斎場が建設されるのと同時に、桜木霊園火葬場は長い歴史に幕を下しました。それに変わり千葉市斎場は木造建築から鉄筋コンクリート造りになり、火葬時に出る煙の問題などを考慮した建造物になりました。

ところでみなさん、千葉市斎場は誰が建設したかご存知ですか?


あの、東京国際空港国際線旅客ターミナルや千葉県国際総合水泳場を建設した、設計会社なのです。ピーン!とこない人はこう思って下さい。日本の空港のデザインはほぼこの会社です。素晴らしいデザインの空港ばかりですよね!この会社が設計したのが千葉市斎場なのです。


千葉市斎場を解析します

千葉市斎場の建物イメージは環境との調和を基に建設され、そのためあの独特な「むくり屋根」になりました。形状が滑らかでいいですよね。いま流行の自然エネルギーである太陽光発電、雨水の利用、無煙・無臭の火葬施設など環境にやさしい建物に仕上がっています。館内を見ていくと各施設を段差のない回廊で結ぶなどバリアフリーになっており、高齢者や障害者のための配慮がそこかしこにされています。


千葉市斎場は地上2階、地下1階の建物

【外観】
待合室、エントランスホールから中庭を望むことができ、とてもゆっくりした気持ちになります。屋根の形状が周辺の山に溶け込むような形ですよね。


駐車場スペースは地下と前庭に設置することで200台駐車できますよ。
【内観】
建物の1階前方が式場施設、後方に火葬施設に分かれていて、2階には待合ブリッジがありその先に待合室を設置しています。式場施設は式場ロビーをぬけると、第一式場(100席)と第二式場(50席)があり隣に面して式場控室、遺族控室があります。2階部分も同様な作りです。


火葬施設はとても素敵なエントランスホールに入ると、両側にある告別室と収骨室。そしてその先には炉前ホールがあります。


2階後方に待合施設があり、待合ホール、待合室洋室、待合室和室があります。また2階の待合ブリッジを渡るとそこにも待合室がたくさん設置されていますよ。


待合ホールの売店脇には更衣室があります。


まとめ


千葉市斎場は少し変わった形をしていますが、外観は自然環境に馴染ませ、内観は少し宇宙観を感じさせるデザインだと私は思います。千葉市斎場はとても人気のある斎場なので予約を取るのも一苦労だそうです。一応、10日先までの予約は取れるそうなので、じっくり「葬儀のイメージ」ができそうですね。ちなみに、葬儀使用以外にも法事として使用できるのも便利です。
結婚式場選びと違い、葬儀は外観、内観で式場を選ぶことはほとんどありませんが、先を見据えて自分の最後の場所が”どんなところで?””どんな葬儀をしたいのか?”知っておきたいですよね。限られた斎場の中で、自分らしい「葬儀のイメージ」を描いてみて下さいね。


PS,七福神めぐりじゃないけど、千葉県にはあと2件お勧めの建物(斎場)があります。
浦安市斎場は海色カラーと白でバカンス感覚です。印西斎場は光あふれる空間です。
もし、行く機会があったら斎場の建物にも目を向けて見て下さい。いっそう故人の旅立ちに想いをはせるでしょう。

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